東住吉区の天野整形外科では、首、肩、腰の痛みやスポーツによる怪我など、地域の皆様の様々な症状・お悩みにお応えしております。
整形外科専門医であり、自身もスポーツ経験が豊富な院長が、レベルの高い治療・リハビリを行わせていただきます。
こちらのブログでは、皆様の痛みや怪我の予防に繋がる様々な情報をお届けして参ります。
今回は“腱鞘炎”についてです。
腱鞘炎とは?
「腱鞘(けんしょう)」とは、筋肉と骨をつなぐ腱が通る、トンネルのような組織のことを言います。
腱鞘は腱がなめらかに動くよう支える役割をしていますが、炎症が起こると腱鞘が厚く、狭くなってしまうため、腱がスムーズに通過できなくなります。
このような状態になることを腱鞘炎と呼び、親指の使い過ぎで起こることが多い「ドゥ・ケルバン腱鞘炎」、屈筋腱に炎症が生じる「ばね指」などがあります。
腱鞘炎の症状は?
「ドゥ・ケルバン腱鞘炎」では、手首の親指側に腫れや痛みが起こり、物をつかんだり、指を曲げる動作をしたりするとさらに強い痛みが生じます。
また、指の腱鞘炎が進むと起こる「ばね指」では、指を曲げたり伸ばしたりする際にばねのような引っ掛かりが生じ、手のひら側の親指や人差し指、中指の付け根などに痛みがみられることがあります。
腱鞘炎の原因は?
腱鞘炎の主な原因は、手首や指の使い過ぎであると考えられます。
このため、スマートフォンやパソコンを長時間使用する人や、テニスなどのスポーツをする人、楽器の演奏を行う人、家事や仕事によって手を酷使する人などが腱鞘炎を発症しやすいと言われています。
そのほか、妊娠・出産期や更年期の女性ホルモンの変化が影響することから、20〜30歳代、50歳前後の女性で発症する方が多くいらっしゃいます。
腱鞘炎の治療と予防
症状を改善させるためには、まずは原因となる動作を控え、安静にすることが大切です。
治療を行う際には湿布や投薬、注射のほか、手首や指を固定する器具を用いることもあります。
また、腱鞘炎の予防には、普段から手や指を酷使しないよう注意し、運動や作業のあとは手指のストレッチを行うようにしましょう。
手や指の痛みが続いていたり、痛みや腫れが強かったりする場合には、お早めに東住吉区の天野整形外科へご相談ください。