東住吉区の天野整形外科では、首、肩、腰の痛みやスポーツによる怪我など、地域の皆様の様々な症状・お悩みにお応えしております。
整形外科専門医であり、自身もスポーツ経験が豊富な院長が、レベルの高い治療・リハビリを行わせていただきます。
こちらのブログでは、皆様の痛みや怪我の予防に繋がる様々な情報をお届けして参ります。
今回は“離断性骨軟骨炎”についてです。
離断性骨軟骨炎とは?
離断性骨軟骨炎(りだんせいこつなんこつえん)とは、血流障害によって軟骨下の骨が壊死し、骨軟骨組織がはがれ落ちる病気です。
患者数はおよそ2:1の割合で男性に多く、小学校高学年〜中学生頃に多く発症します。
離断性骨軟骨炎の症状は?
発症初期では運動後に痛みや違和感が生じますが、この時点では骨軟骨組織は剥離していません。
症状が進み、軟骨の表面が変性したり、亀裂が生じるようになると痛みが強くなるため、運動時に支障をきたすようになります。
また、完全にはがれた骨軟骨片は関節内を動きまわることから別名「関節ねずみ」と呼ばれており、この遊離体(関節ねずみ)が関節の荷重部に挟まると、激痛が生じたり、関節が動かなくなる「ロッキング」という症状が出る場合があります。
離断性骨軟骨炎の原因は?
スポーツなどによるくり返しの動作やケガによって、軟骨下の骨に負荷がかかることが原因であると考えられています。
くり返し負荷がかかると血流障害が起こって軟骨下骨が壊死してしまい、骨軟骨組織がはがれ、遊離します。
離断性骨軟骨炎は膝関節のほか、肘関節や足関節などに発生します。
離断性骨軟骨炎の診断と治療
X線検査、MRIなどの画像診断で確定診断を行います。
治療について、若年者では安静や体重をかけない免荷歩行などの保存的治療を選択することが多いですが、保存療法で改善がみられない場合や骨軟骨片が遊離するケースでは、手術を行う場合があります。
なお、当クリニックでは早期の離断性骨軟骨炎に対し、体外衝撃波疼痛治療器を用いた痛みを改善させる治療を行っています。
軟骨が遊離すると元の状態に戻すことが難しくなるため、違和感や痛みを感じた場合はお早めに東住吉区の天野整形外科へご相談ください。