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【ブログ】腱板炎

東住吉区の天野整形外科では、首、肩、腰の痛みやスポーツによる怪我など、地域の皆様の様々な症状・お悩みにお応えしております。
整形外科専門医であり、自身もスポーツ経験が豊富な院長が、レベルの高い治療・リハビリを行わせていただきます。
こちらのブログでは、皆様の痛みや怪我の予防に繋がる様々な情報をお届けして参ります。
今回は“腱板炎”についてです。

腱板炎とは?

腱板は、棘上筋(きょくじょうきん)、棘下筋(きょくかきん)、肩甲下筋(けんこうかきん)、小円筋(しょうえんきん)という4つの筋肉の腱から構成されており、これらの腱が集まって板状になっていることから腱板という名がつけられています。

正常な肩は、アウターマッスル(体の表面側の筋肉)である三角筋と、腱板を構成するインナーマッスル(体の深いところの筋肉)が協調し安定して動かすことができますが、肩の使い過ぎや怪我、加齢などによって腱板が損傷すると、肩に痛みが生じる腱板炎を発症する場合があります。

腱板炎の原因と症状は?

腱板は肩甲骨の突起の部分である肩峰(けんぽう)と、腕の骨である上腕骨にはさまれています。
この腱板の筋肉が、例えば野球の投球動作や仕事による肩の使い過ぎ、外傷や加齢などによってくり返しはさみ込まれると、摩擦や衝突によって炎症や腫れを起こし、さらに腱の断裂が生じることがあります。

また、症状としては肩を動かしたときの痛みに加え、肩を挙げる際にある角度で強い痛みを感じたり、夜間痛を伴うことなどが挙げられます。
このほか、筋肉の萎縮のため肩に力が入りづらいといった症状があらわれる場合もあります。

腱板炎の検査と治療について

レントゲンでは肩峰と骨頭の状態など骨についての確認はできますが、腱板の損傷は写らないため、正確な診断には超音波検査やMRI検査が必要になります。

また、治療に関しては炎症や断裂の状態を確認しつつ、徐々に肩を動かせるようにしていくことが大切です。
痛みが強い場合は消炎鎮痛剤や湿布、ヒアルロン酸注射やステロイド注射を使用するほか、当院では体外衝撃波疼痛治療器を導入しており、腱板炎の痛みを改善させる治療を行っております。

腱板炎は、野球やテニス、バレーボールを行う方だけでなく、仕事などによる肩のオーバーユースでも発症します。
肩の痛みにお悩みの方は、お早めに東住吉区の天野整形外科へご相談ください。

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